
仕事がうまくいっている妻と、うまくいっていない夫。
この格差は、夫婦生活において致命的な亀裂を生みます。
あおいは良いよな、俺と違って。
この言葉は、夫の劣等感の裏返しであり、妻への精神的なDVです。
そんな冷え切った家庭から彼女を救い出したのは、高年収のスパダリではなく、職場の年上派遣社員・吉田さんでした。
役職も肩書きも関係ない。ただ話を聞いてくれる、帰りたくないと縋る彼女を受け止めてくれる。
この作品は、ホワイト企業で働く妻が、心の安らぎを求めて「社内不倫」というブラックな快楽に堕ちていく物語です。
結婚して5年。当初の優しさは消え、夫は仕事のストレスをあおいにぶつけるようになりました。
比較的自由な私と、残業続きの夫。
ホワイト企業勤めであること自体が、夫にとっては攻撃の材料になってしまう理不尽さ。
顔を合わせる事さえ辛い日々の中で、彼女の唯一の癒やしとなったのが、吉田さんでした。
二人きりの残業。夫には話せない悩みも、彼なら聞いてくれる。
そして一線を越えたあの日、帰りたくないと泣くあおいを、吉田さんは濃厚な接吻で封じ込めました。
夫を忘れ、職場のデスクで激しく求め合う二人。そこには、家庭にはない「肯定」と「熱」があったのです。
大森熟三の推しポイント

ここを見ろ
格差 夫の嫉妬深さと、それを受け止める妻の疲れ切った表情のリアルさ
包容力 派遣社員・吉田さんの、すべてを包み込むような大人の余裕とテクニック
決壊 帰りたくないと口にした瞬間の、理性が崩れ落ちる音
オフィス 昼間は仕事場、夜は情事の場。夫が羨むホワイト企業の机上が、精液で汚される背徳感
【レビュー】「帰りたくない」は、セックスへの招待状

夫が作った「隙間」を埋める男
この作品の素晴らしい点は、寝取られる過程の丁寧さです。
夫は自らの手であおいを追い詰めました。
俺と違って、という言葉が出るたびに、妻の心は離れていく。
その隙間にスッと入り込んだのが吉田さんです。
彼は派遣社員という立場ですが、人間としての器は夫より遥かに大きい。
あおいの話を否定せず、ただ頷き、優しく見つめる。
残業中のオフィスという密室で、この優しさは劇薬です。
夫への罪悪感よりも、吉田さんに癒やされたいという本能が勝つのは必然でした。
濃厚な接吻が教える「愛の形」
帰りたくないと縋るあおいに対し、吉田さんは言葉ではなくキスで答えます。
このシーンが非常にエロティックです。
夫との冷え切った会話とは対照的な、熱く、ねっとりとした舌の絡み合い。
言葉なんかいらない、今はただ求め合いたいという二人の感情が爆発します。
そして始まるオフィスセックス。
職場で、しかも夫がコンプレックスを抱いている会社で、妻が快楽に溺れる。
あおいの喘ぎ声には、夫への当てつけのような響きすら感じられます。
吉田さんの指技とピストンに翻弄され、夫のことなど脳内から消え去ってしまうのです。
ホワイト企業が「ピンク色」に染まる時
優良企業(ホワイト)だからこそ、夜のオフィスは静かで、誰にも邪魔されません。
デスクに押し倒され、書類が散らばる中で行われる行為。
制服やオフィスカジュアルが乱れ、秘められた部分が露わになる。
夫は彼女の会社を妬んでいますが、彼女はその会社で、夫以外の男と絶頂を迎えている。
この皮肉な構図こそ、NTRモノの醍醐味です。
家に帰りたくない彼女にとって、職場こそが本当の帰る場所(サンクチュアリ)になってしまったのです。
管理人・大森熟三の採点

夫のクズ度・嫉妬深さ
(※自分勝手な理由で妻を追い詰める姿は、NTRの導入として完璧)
吉田さんの包容力
(※こんな上司や同僚がいたら、誰でも落ちます)
オフィスセックスの臨場感
(※静まり返った社内に響く水音が最高)
あおいの解放感
理屈はいらない。今夜はこの「残業」に付き合おう

家庭に居場所がない妻が、職場で愛を見つける。
それは不倫ですが、彼女にとっては救済でした。
あおい。
彼女が夫の呪縛から解き放たれ、吉田さんの腕の中で女を取り戻す瞬間。
その美しい背徳の記録を、ぜひ残業気分でご鑑賞ください。